初めて買ったCD
初めて購入したCDの話をします。
前置きは思いつかないので早速書きますと、1994年発売のMr.childrenによる4thアルバム『アトミック・ハート』です。
シンプルなジャケットだなあ…
発売は94年ですが買ったのは95年か6年か、そこらです。
その頃すでにMr.Childrenは『innocent world』の大ヒットから
『Tomorrow never knows』やら『シーソーゲーム』やら、
とにかく出す曲出す曲すさまじく売れるモンスターバンドと化していました。
当時私は小学生、空前のブームに押されるように
「すごいなあ、CD欲しいなあ」
「CDという商品にはアルバムと呼ばれる曲がいっぱい入ってる形態があるらしい」
「じゃあ一番新しいアルバムを買えば最近の曲がまとめて入っているのだろう」
明快な思考プロセスによりお年玉を切り崩して
『アトミック・ハート』を手に入れたわけですが、
そのアルバムには上に挙げた楽曲の中だと『innocent world』しか収録されておらず「ん?」となりました。
(その後間もなく発売された5thアルバムにも入っていなくてさらに「ん?」となる)
当時はまだピュアピュアだったので結果的には『innocent world』だけでも
大満足だったのですが、改めて聴いてみるとやはり名盤でしょう。
すっ飛ばすトラックもありますが20年超経ってもまさに色褪せない楽曲群と言えます。
余談になりますがとにかくinnocent worldの衝撃は凄かったのです。
メロディラインもさることながら、歌声の美しさに驚いたのです。
今聴けば、かなりウェットなダブリング処理がされていることが
わかりますがピュアピュアだった当時の私はダブリングなどという
技術を知ってるはずもなく
「ほえー、こんな声を出せる人がいるのかすごいなあ」
としか思ってませんでした。
初めて自分で買ったCDを何度も聴く──。
それは一生に一度しか無い体験なんです。
その時の私は『innocent world』の1曲だけでも間違いなく3000円以上の価値を見出していました。
今では誰かのアルバムを買って既発表曲ばかり収録されていたらブチギレる始末です。
innocentだったあの頃にはもう戻れないんですね。
ちなみに次に買ったCDはFINAL FANTASY Ⅵのサントラでした。
おしまいです
- アーティスト: Mr.Children,桜井和寿,小林武史
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 1994/09/01
- メディア: CD
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ファイナルファンタジーVI オリジナル・サウンド・ヴァージョン
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,植松伸夫
- 出版社/メーカー: NTT出版
- 発売日: 2004/10/01
- メディア: CD
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